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新提案 “これぞ、宮窪ツアー”(SW初日・二日目を終えて)

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潮流体験(中央は、能島城跡の鯛崎島)

 今春のゴールデン・ウィーク(GW)に続き、シルバー・ウィーク(SW)も、しまなみ海道へはたくさんの観光客がやってきます。潮流の速さに恵まれたこともあって、能島城跡周辺をめぐる潮流体験は、初日・二日目は大勢の観光客で賑わいました。
私たちが管理するカレイ山展望公園へも、県外ナンバーの乗用車がたくさんあがってきて、しまとく市場の旬の幸と遠見茶屋のカレーライスも売り切れが発生! キャンプ場にも、どうやって情報を得たのか、テントを張る観光客が何組もいました。
 初日、会員の男性シルバー年代は、遊歩道の整備で汗を流しました。一方、若手メンバーは、宮窪の魅力がたっぷり詰まったツアーガイドを、試験的に実施しました。以下は、ツアーガイドのあらましを紹介したいと思います。

●ツアーのあらまし

 企画者は、当会の監事で、大島の魅力を発信する人気ブロガー“宮窪のおっさん”。彼の提案・募集で、今治のブロガーら20数名が朝9時30分に宮窪港観光案内所前に集結。午前中は、村上水軍博物館見学(学芸員の解説)、カレイ山展望公園散策(会員のガイド)、大島石採掘現場“丁場”見学(専用車で移動案内)。
 午後は、当会の理事で、潮流体験生みの親・藤本二郎さん一家の協力を得て、漁船による“元祖・潮流体験”を実施。その後、国指定史跡の能島城跡に上陸し、当会の理事の小生がガイドを行いました。終了したのは夕方4時過ぎで、最後は宮窪の海の幸を景品とする、クイズ大会で盛り上がったしだいです。

●ツアーの目玉

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 今回のツアーの目玉は2つあります。1つは、高級墓石で有名な大島石の採掘現場を、間近で見るということ。これは、現場が急峻な場所にあって危険で、私有地のため、採掘業者や大島石協同組合の許可がないと、一般人は立ち入って見ることができません。訪問場所は2ヶ所で、数社の採掘現場を俯瞰できる丘と特級石が採れる某石材会社の露天堀の現場。しかも、操業中の光景を見るということで、これは、近年人気を集めている【産業観光】といえます。初めて見る、シークレットに包まれた現場に、参加者は感嘆の声を上げていました。

丁場を見下ろす光景①
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能島城跡上陸

 もう1つは、最大9ノットの潮流が織りなす、宮窪瀬戸&船折瀬戸の川のように流れる“潮流の美”と爽やかな“潮鳴り”を、船上で間近に感じること。美しい島々の景観も重なって、同じ今治市民である参加者でさえ、感嘆の声をあげていました。能島城跡への上陸は、ある意味オマケで、参加者は自らの足で歩いて歴史を学ぶ楽しさを享受できたものと思います。昼食で食べた天然真鯛の鯛めしと刺身も、ちょっとした演出ではありましたが、食通ブロガーをうならせるには十分といえました。

●3つの要素

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 このように、ツアーは大きく3つの要素を兼ね合わせ、自然&歴史&産業観光ツアー。参加費1人2,000円は、ちょっと破格過ぎましたが、まずは参加者に喜んで頂くことが前提。徐々に道をつけていき、将来的には宮窪地域の集客力アップにつながるツアー実施につなげたいと思います。ツアーにご支援・ご協力を頂きました関係者の皆様、本当にありがとうございました。

丁場を見下ろす光景②
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間近で見る露天堀の丁場①
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間近で見る露天堀の丁場②
広報担当 大成
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