石文化体験ツアー、初日です(1/29)
安全祈願
アートキャニオンを俯瞰!
アートキャニオンです!
石文化伝承館
せり出しステージ
石割体験
さぁ、ついに始まりました、石文化体験ツアー。記念すべき初日は、テレビ放映や今治市広報で知った方6名の参加があり、取材のテレビカメラも3台入りました。はるばる、四国中央市・西条市からお越しの方々もいました(参加費1,000円)。出発前、専用車の前でスタッフ一同が整列して、安全祈願を行いました。ツアーコースは3カ所あり、まずはアートキャニオンと称する丁場俯瞰ポイントへ移動。カレイ山展望公園駐車場から5~6分の距離にあります。ここはふだん、一般人は立入禁止となっているため、前からこの光景を見たくて参加したという方もいらっしゃいました。丁場の絶景に加えて、海が見え、島が見え、遠く石鎚山も眺めることができ、「これぞ、しまなみ海道の魅力!」と感激の様子でした。まさに産業観光+αの魅力ですね!ここで、当NPO事務局長・村上利雄氏が解説。「大島に約30社ある業者のうち、この真下の丁場で稼働しているのは7業者です。約100年かけて、この景観に至りました…」と。
つづいて石文化運動公園へ移動。ここは、かつて宮窪町が整備した多目的グラウンドで、大島石がたくさん使われています。石のモニュメントも多く見られ、中には地元の石彫サークルが制作したものもあります。大島石のすべり台やトイレ、ミニコンサートができそうなステージもあります。体育館のロビーが石文化伝承館になっていて、こちらには全国各地の花崗岩サンプルを展示しています。ここでも事務局長が大島石の品質の良さを解説。そういえば、松山市の愛媛県武道館にも大島石が使われていますね。
最後は、カレイ山へ戻り、当NPO理事長・村上安直氏が経営する水の谷石材の丁場を見学。丁場にせり出した特設ステージのお披露目です。今回のために新調しました。設計・施工にあたった当NPO宇野千秋理事によれば、「もう少し予算があれば、大きいステージがつくれたのに…」とのことでした。まさにバンジージャンプ台です。ここでは、原石の石割体験を楽しむことができます。あらかじめ石の目に墨で線を描き、ここへ丸矢と呼ばれる鉄製の楔(クサビ)を数カ所打ち込みます。ハンマーで何回か叩くと、しだいに鈍い音となり、あっさり割れてしまいます。
以上、本日は約1時間半の駆け足ガイドとなりましたが、参加者の皆様にはご満足頂けたようです。本日の反省を活かしながら、2時間コースに練り上げ、かつて潮流体験を手掛けた時のように、徐々に商品価値を高めたいですね(潮流体験を始めたのは、当NPOの前身・水軍ふるさと会と漁協青年部の宮窪水産研究会です)。実はツアーの開催に合わせ、しまとく市場の食堂を増設しました。もちろん、会員手づくりです。ツアーを終えた参加者は全員、この食堂で本日デビューのランチ定食「島人の昼ごはん」(500円)を食べられました。シンプルなうどん定食ですが、大島の食材を活かし、栄養士さんがしっかりカロリー計算をしています。B級グルメの濃い味に慣れた方には薄味かも知れませんが、そこはコダワっています。シンプルさの中に島らしさがあり、鯛飯のおにぎりはスモーク・スナッパーを使用しています。ツアーと定食、ともにどうかよろしくお願い申し上げます。