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第20回水軍レース大会に、スタッフ参加(7/28)

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晴天に恵まれた会場
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​決勝レースに備える鵜島奉行隊
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決勝レースのスタート
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勝どきをあげる遊子漁協友の会
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壊れた櫓を修繕するスタッフ

  灼熱の太陽のもと、今年も宮窪港において水軍レース大会が開催されました。今大会は県内外から63チーム・約750人の参加があり、暑さをもろともしない熱い戦いが繰り広げられました。土曜開催となって以降、個性的な県外チームの参加が少なくなりましたが、能島海賊衆頭領の直系子孫・村上文朗さん(山口県周防大島町)が、2年ぶりに「毛利藩船手組」というチームで馳せ参じてくれました。
  近年は、コンパクトな大会運営を目指し、カテゴリーが【一般A】【一般B】【女子】の3つに分かれています。一般Aは、過去の戦績から選抜した実力チーム。一般Bは、初出場や実力がAより劣るチームです。これらは1回戦で1位通過を決めれば、午後からの決勝レースにのぞめます。〝2回勝てば優勝〟ということで、まさに短期決戦。午後2時すぎには3つの優勝チームが決まります。 

  私たち能島の里の主力部隊は、まず7時半に会場へ集合して、開会式までに各チームの旗を竹竿に取り付ける作業を行います。つづいて二手に分かれ、選手誘導・整列係は日陰のない能島水軍と桟橋の間に陣取ります(若手会員)。壊れた櫓の修理係は、浮桟橋にて待機(ベテラン会員)。大会運営がスムーズに運ぶよう、縁の下の力持ちに徹します。選手誘導・整列係は、日焼けならぬヤケドに苦しみ、熱中症対策で水分も多く消費します。ボランティアにしてはちょっと過酷な作業かも知れません。小山君・加藤君・丹下君ら若手会員の参加もあって、年々、小生の負担も軽減されつつあります。

  さて、レースの結果ですが、一般Aの鵜島奉行隊(今治市)と女子の愛媛県スキー連盟の連覇が濃厚かと思われましたが、決勝レースで思わぬドラマが発生。連覇チームがことごとく他チームとのクラッシュでタイムロスを起こし、一番陸側のコースにいた遊子漁協友の会(宇和島市)や明正根(今治市)がするするとゴールへ駆け込んだのです。ここ数年、水軍レースの実況解説をしている小生も、この結果は予想できませんでした。ただし、午前中に吹き始めた向い風に苦しむチームが多いなか、連覇チームが方向感を失ったチームとクラッシュしたら苦戦するだろうとの予想はしていました。

 年々平均年齢が上がる遊子漁協友の会は、決勝に勝ち上がるだけでも技能賞をあげたいくらいなのに、実に何年ぶりでしょう、再び王座に返り咲くという、20回の節目にふさわしい大会となりました。これには、負けた鵜島奉行隊も(敗北を認め)、祝福の言葉をかけていましたね。もしかしたら、連覇の油断があったのかも知れません。
 今大会の模様は、8月4日にテレビ愛媛にて放送されます。

広報担当 大成
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