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大島石のテーブル、商品化へ!(9/29)

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大島石のテーブル(左が25万円標準サイズ)
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なで模様のあるテーブル

 5年前(平成19年5月)に遠見茶屋がオープンしました。遠見茶屋は、「訪れた人にカレイ山から瀬戸内海の景色を堪能してもらう」というコンセプトでつくられたものですが、「せっかく景色の良い場所を確保したのだから、茶屋の内装にも何か宮窪町の特徴を示せるものを置きたい」とNPOの会員たちは考えていました。そのような状況にあって会員の一人が、宮窪町で採れる大島石でテーブルをつくってはどうか、というアイデアを提案しました。

 思いつくと行動するのが速いのが会員たちの特徴で、すぐに実物をつくって、遠見茶屋に置いてみることにしました。アイデアを出した会員は採石業を営んでいて、「硬い石ほど良く光る」ことを知っていましたので、そのことに着目したのです。そして彼は、実際につくって寄付までしてくれたのでした。
 結果としてこのアイデアは大成功でした。というのも、発案者のいうように、磨かれた大島石は、光沢を発するほど輝き、瀬戸内の眺望を反射するのでした。それはまるでテーブル自体が一枚の絵のようにみえるほどでした。
  遠見茶屋のオープン以来、この大島石でつくられたテーブルは、訪れた人たちに好評を博してきました。茶屋に入ったお客様は、テーブルを見るなり、瀬戸内海の景色と併せて、「いいね!」と言ってくれるのでした。また、遠見茶屋を訪れる人の多くは、このテーブルから大島石に興味を抱いてくれたようでした。そのことが一因となって、今年1月から、宮窪町を訪れた人に当町の石文化を知ってもらおうと、「石文化体験ツアー」をスタートさせたという経緯があります。すると、今度はツアー帰りに茶屋に立ち寄るお客様の中から「こんなテーブルがあったらいいな!」という声が聞かれるようになりました。
  興味を持つだけでなく、欲しいといってくれる人がいることを知った当NPOは、商品化を考えるようになっていました。そして、その要望が徐々に強く聞かれるようになってきましたので、今回それを実現することにしたのです。
 「大島石のテーブル」のサイズは、横125㌢×縦70㌢×厚さ4.5㌢です。普通の運送会社で運搬できる重量を考えて100キロを目安につくりました。テーブルの台座は、木製(ケヤキ)と鉄パイプの2種類を用意しています。販売価格は25万円(送料別)です。また、これ以外のサイズにつきましては、発注者様のご希望に合わせて、価格相談の上で提供いたします。

 採掘された大島石の中に、稀に「なで」と呼ばれる黒や白の模様が含まれているものが見つかることがあります。この「なで石」は、一般的に墓石の使用には好まれませんが、もしもテーブルに使うのならば、きれいな模様が入った最高のアート作品になることでしょう。私たちは、地球がつくったアート作品として、「なで石」のテーブルを誕生させて売り出す計画です。ご期待下さい。
 

NPO法人能島の里  理事長 村上 安直
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