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てくてく島四国の第3日曜(4/19)

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不動明王
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遍路バス3台に遭遇
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9番札所にて

  昨年から、200年余りの伝統をもつ写し遍路の一つ、越智大島の「島四国」は、第3土曜日を初日とする3日間の日程に変更されました。その趣旨は、昨年の記事でも紹介しましたが、年々減少する巡拝者に歯止めをかけるのは、並大抵のことではありません。これをもてなすお接待の負担も考慮しなくてはいけません。
 近年、今治市内で生活していて感じることは、とにかく新しいイベントごとが多く、伝統的な神道や宗教行事の影響力が小さくなっていることです。どうしても子をもつ若い親は、部活動の対外試合等に振り回され、こうした地域行事への関心が低下しているように感じます。こどもたち自体も、地域行事との関わりが少なく、島四国のお遍路さんの顔ぶれを見ても、そのことが如実に表われているように思います。
 昨年の記事では、大字宮窪の国道317号線沿いの8番札所・海南寺を紹介しました。今年は、その次の9番札所・大聖庵(法輪寺)を紹介しようと、島四国初参加の丹下会員とともに現地を訪ねました。

ここは、地元では〝お不動さん〟と呼ばれている札所で、自然の巨石に不動明王が彫られていて、石の産地らしさを感じさせます。たまたま訪ねた時間がお昼前で、マイクロバス3台のお遍路さんに遭遇し、とても賑やかでした。こちらではヤクルト・お菓子・お茶などのお接待を受け、お堂の中では能島の里の重役3名が納経帳の受付業務に励んでいました。ちなみに、138段の石段があることでも有名な同札所ですが、丹下君は緩やかな迂回路を選択し、〝せりわりさん〟と称される巨石の洞穴には、出られなくなっては困ると潜入を回避…。
 ということで、この日の定例作業は、会員の多くが島四国の接待業務に出動してほぼ休業。それでも、園内のしまとく市場には男性会員2人が待機し、遠見茶屋は女性スタッフと小山君で切り盛りするなど、ふだん通りの活動風景が見られました。私と丹下君は遠見茶屋のカレーを食べ、この日あったことを情報発信するのが活動業務となりました。心配された天気は、幸いにも夕方までもち、展望台下でピクニックをしていたご家族一行も、(少し肌寒かったですが)楽しいひとときを過ごせたことと思います。 

広報担当 大成
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